ブートオーダの変更や、ハードウェアクロック、ハードウェア情報を参照するためには、
PCの電源投入後にBIOSの設定画面に移行する必要があります。フォレンジック分野では
主に対象を保全する段階でそのような場面に出くわしますが、誤って通常のブートプロセスに
移行するということは、決して望ましくないことです。
# といいつつ自分もミスすることがあり反省しきり...
[バージョン]
FILETIME Extractor (fte) v1.3
[ライセンス]
GPL (v3)
[動作環境]
Windows 2000/XP/2003/Vista/2008/7
(*32/64bit版両方で動作します)
[基本的な使い方]
> fte.exe ファイル名
指定ファイルのタイムスタンプを標準出力に表示します。
[オプション]
[特徴]
WinRARのライセンスを購入して試す機会ができたので、RAR形式を使った場合のmactime周りの
挙動を確認してみました。
sleuthkit 3.1.0が2010/01/13付でリリースされていました。
主な変更点を確認したところ、HFS+が(正式に?)サポートされ、コマンド全般で-bオプションが採用されました。
この-bオプションでセクタサイズを指定できるとのことですが、どのようなケースで使うかは不明です。これまで
mmlsやistatで使われていた-bオプションは-Bに変更されています。
また、disk_sresetとdisk_statは使い物にならなくなった&hdparmで代用できるとのことでsleuthkitから除外されました。
その他詳細な変更点は以下で確認できます。
fteを実行すると、対象ファイルのパス情報(path)とタイムスタンプ(atime, mtime, ctime, crtime)の他にタイプ(type)
という項目を出力します。記録されている4つのタイムスタンプ値から、ファイルがどこで、どのようにして生成されたか、
最も妥当と判断した情報をtypeとして出力しています。
fteが扱う分類について以下に記載します。
せっかく作ったfteがあるので、フォレンジック系の調査用ツールが搭載しているタイムスタンプの
処理周りを調べました。今回はエクスポート機能で出力したファイルのタイムスタンプがオリジナルを
どこまで維持しているか検証した結果です。
今回対象にしたファイルはCFReDS Hacking Caseのboot.iniファイルで、タイムスタンプは
以下の通りです(ImDiskでddイメージをFドライブにマウントしてfte実行)。
Ext4の動向ですが、Fedora 11, Ubuntu 9.10ではインストール時のファイルシステムとしてデフォルト設定
されるようになり、徐々に普及してきています。今回主にiノード周りの変更を調べてみましたが、タイムスタ
ンプの扱いとして大きく2点拡張されていました。
inode構造体の宣言部分のソースコード(fs/ext4.h)を以下に示します。
JPCERT/CCからMACtimeに関する文書が公開されています。
MACtimeからわかるファイル操作 (Version 1)
http://www.jpcert.or.jp/ed/2009/ed090002_20091102.pdf
Iharaさんのサイトで取り上げられていたタイムライン(http://d.hatena.ne.jp/hideakii/20091006)の話に
関連して、フォレンジック解析系のツールが秒未満の情報を適切に取り扱っているか確認するために、NTFSの
ファイルタイムスタンプを使って検証しました。
# 実は以前気になって調べたのですが、きっかけがあるまで暖めていたネタだったりします。
検証過程とあわせて結果を以下に記載します。
Ji2 フォレンジック調査チーム 調査(eDiscovery業務)ツール公開
http://www.ji2.co.jp/forensics/
関係者ということで宣伝を兼ねた紹介です。
EnScriptはいくつか公開されていますが、どれも使い方は簡単なのでEnCaseを持っている方はぜひ活用を。
特にMemoryForensicToolsは日本語検索が可能なのでかなり使えると思います。以下のサイトで使い方や
スクリーンショットなど参照できます。
Offline Process Stack/Heap Search for Non-English-speaking People
http://cci.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/offline-process.html
RegDog(仮)はRegRipperの移植版とありますが、Unicode対応している点で日本語環境のユーザは非常に
重宝すると思います。逆に言えばRegRipperはUnicodeを含むデータを飛ばして処理しなかったりするので
見落としが発生する可能性があり、十分気をつける必要があります。
# 自分は以前RegRipperの出力結果を鵜呑みにして見落としてしまい、苦い経験をした覚えがあります..
RegDog(仮)のChangeLogなど開発に関する話は以下からどうぞ。
”隣の人”の開発記録帳
http://d.hatena.ne.jp/mark-of-distinction/
実はRegDog(仮)はまだ全然使っていないので、これから試しつつ気づいたことなどリクエスト
しようかと目論んでいます。