Installation to HardDisk

Helixをハードディスクにインストールして使用する方法について紹介しています。

[インストール不具合の回避方法]
Helix 2.0ではCDブート時に"Install Helix"という選択肢が用意されるようになりました。本来はこの機能を使うことによりハードディスクにインストールできるようになるはずなのですが、インストール設定の途中(ユーザ設定付近)で処理が止まってしまいます。この事象についてHelixのフォーラムでも話題になっており、回避する方法が紹介されていました。

Installing Helix 2008R1
http://digfor.blogspot.com/2008/09/installing-helix-2008r1.html

手順は以下の通りです。

  1. CDブート時にBoot into the Helix Live CDを選択してHelixを起動します。
  2. 起動後、メニューからSystem(システム) ->Administration(管理) -> Install(インストール)を実行します。
  3. インストール設定を進めていくと、Who are you?(あなたは誰ですか?)の画面で処理が止まります。これはボリュームグループの探索に失敗することが原因のようです。ここでいったんキャンセルを選択してインストールを中断します。再度System(システム) ->Administration(管理) -> Install(インストール)を実行し同じ手順を踏むとWho are you?(あなたは誰ですか?)の画面を通過できます。なお、ユーザ名はubuntuにしておくとCDブート時のいくつかの設定を引き継げるため、後の環境構築が少し楽になります。
  4. そのまま進めると無事インストールが完了します。

これでHelixのCDがなくても起動できるようになりますが、CDブート時と若干環境が変わってしまうため不具合が残ります。そこで、CDブート時の環境をできるだけ引き継ぐように設定します。

[ネットワーク設定]
環境によっては起動後ネットワーク接続ができない状態となっています。システム -> システム管理 -> ネットワークを参照すると、NICの設定でEnable roaming modeが有効となっています。そこでこのチェックを外し、IPアドレスをDHCPで取得するか静的に設定します。

IPが正しく設定された後はパッケージ情報を最新にし、必要なアップデートを実施しておきます。
# apt-get update && apt-get upgrade

[sudoの設定]
CDブート時はsudoの実行にパスワード入力は不要となっていました。インストール後はパスワード入力が必要となっています。そこでsudo編集用のコマンドを実行して、パスワード入力不要に編集します。
# sudo -e /etc/sudoers

(編集前) %admin ALL=(ALL) ALL
(編集後) %admin ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL

[パスワードクリア]
CDブート時のubuntuユーザはパスワード不要(null?)となっていました。この時の/etc/shadowに書かれていたハッシュ値(U6aMy0wojraho)を引き継いでおくと、パスワード認証の際にReturn入力だけですみます(ただしこの方法は推奨されないかもしれません)。

(編集前) ubuntu:インストール時に設定したパスワードのハッシュ:14150:0:99999:7:::
(編集後) ubuntu:U6aMy0wojraho:14150:0:99999:7:::

[adeptoの設定]
データ収集ツールのadeptoがメニュー経由で起動できません。これは/usr/local/adepto/logsが/home/ubuntu/adepto/logsへのシンボリックリンクとなっており、リンク先が存在しないためです。回避方法としては(1)リンクされているディレクトリを作成するか、(2)シンボリックリンクを削除してディレクトリを作成します。
(1) $ mkdir -p /home/ubuntu/adepto/logs
(2) # cd /usr/local/adepto ; mv logs logs.old ; mkdir logs

[マウスホイールの有効化]
環境によってはマウスホイールを認識していません。認識させるには/etc/X11/xorg.confのマウスに関するセクションに設定を追記します。

Section "InputDevice"
    Identifier "Configured Mouse"
    Option     "CorePointer"
...(略)
    Option     "ZAxisMapping"    "4 5" # <- この行を追加
EndSection

追記後、いったんログアウトしてXを再起動するとマウスホイールが正常に動作します。

[日本語入力]
インストール時に日本語言語、日本語キーボードを指定しておくと、Ctrl+Spaceや全角/半角をトリガにして日本語入力ができるようになりますが、英語キーボードを指定すると日本語入力用のパッケージがインストールされないようです。その場合は必要なパッケージをインストールします。

# apt-get install scim-anthy

インストール後にいったんログアウトして再ログインすると、Ctrl+Spaceや全角/半角により日本語入力できるようになります。